チベット密教の荘厳な世界を描くタンカの伝統技法、カルマ・ガディ派を受け継ぐタンカ絵師西 洋児の描いた作品を、高精細・高品質で再現した複製画の販売をしています。
仏の身体から放たれる光は光明と呼ばれ、悟りを得た仏の特徴とされる”三十二相八十種好”の一つに数えられます。
当商品はチベット伝統の様式で詳細に描かれた光背を印刷したもので、仏像の後ろに設置することで尊格の光明を表し仏像・仏壇をより美しく荘厳します。
頭光(尊格の頭部後光)の部分の配置には超薄型磁石を利用し、尊格の頭の位置に合わせて調節が可能です。
S・M・Lのサイズがありますので仏像の寸法に合わせたサイズをご注文ください。
【光背のサイズに適した仏像の寸法目安】
高さ13~17cmの仏像・・・S サイズ
高さ19~24cmの仏像・・・M サイズ
高さ38~45cmの仏像・・・L サイズ
※上記はあくまでも大まかな寸法で、実際には蓮台の高さ等の仏像の造りや尊格の頭髪部分・冠の形などによって適合サイズは異なります。また仏像の寸法によっては当商品が適合しないものもあります。サイズに関するご質問や、その他ご不明な点やご質問がありましたら当サイトまでお気軽にご連絡ください。
以下の画像ファイルをダウンロード・プリントしていただき、実際にサイズを確認していただくことをお薦めします。(Lサイズの画像は右半分のみ)
・L サイズ 身体部分-2 (身体部分-1とつなげてご利用ください)
伝統的なタンカの制作には非常に多大な時間を要します。
深い意味を含んだ尊格の様々に異なる複雑な様相、それを美しく飾る細密な装飾デザイン、そして無数の微細な線や点によって陰影を表現する滑らかなグラデーション。
タンカ絵師は、こういった手間のかかる緻密な作業を手早くこなしていく法を長年の経験の中から会得しますが、やはり細かく描写すればそれだけより多くの時間を費やさざるを得ません。多大な制作時間をかけることだけがタンカの品質を確実にするものではなく、時間をかけたものが良いタンカではないのですが、良いタンカを制作するには必然時間がかかるということはできるでしょう。
当サイトで複製画を販売している元となる原画の多くは、細部にわたる完璧さが全体の完成を生み出すという信念のもとに、数百時間から数千時間をかけて制作されたものです。
そのために、印刷には細部の描写を失うことのないよう滑らかで、タンカと同じようなマットな仕上げの厚手のアーカイブコットン紙を使用し、幾度も色校正を重ねて、鉱物や植物など自然界から得られる美しい色を用いて彩色されたタンカの輝きや細部の描写を余すことなく、できる限り原画に近く再現するために最善を尽くしました。
私たちの制作するタンカの複製が、仏教修行者の毎日の観想の役に立つこと、また見る人の興味を呼び覚まし、このチベット仏教の神聖な芸術を通して仏教との良縁を結ぶ一助になり得ることを願っています。