チベット密教の荘厳な世界を描くタンカの伝統技法、カルマ・ガディ派を受け継ぐタンカ絵師西 洋児の描いた作品を、高精細・高品質で再現した複製画の販売をしています。
仏教経典の中で説かれる阿弥陀如来の極楽浄土の様子をイメージに、伝統的なタンカの画材と技法を用いて制作された蓮池図の高精細複製画です。
複製画サイズ:266x741mm
当作品の複製画制作にあたっては、以下のように原画と同じ風景描写のみの複製画と、そこに八吉祥文様を並べたもの、更にそれに加えて虹の中に座す阿弥陀仏を中央に加えたものの三種類をご用意致しました。ご注文の際は選択欄よりご希望のタイプを選択していただき、ご注文希望枚数を入力後"ADD TO CART"ボタンをクリックしてください。
● オリジナル(画像をクリックで拡大)
このタンカについてのより詳しい情報・詳細画像はこちらをご覧ください。
伝統的なタンカの制作には非常に多大な時間を要します。
深い意味を含んだ尊格の様々に異なる複雑な様相、それを美しく飾る細密な装飾デザイン、そして無数の微細な線や点によって陰影を表現する滑らかなグラデーション。
タンカ絵師は、こういった手間のかかる緻密な作業を手早くこなしていく法を長年の経験の中から会得しますが、やはり細かく描写すればそれだけより多くの時間を費やさざるを得ません。多大な制作時間をかけることだけがタンカの品質を確実にするものではなく、時間をかけたものが良いタンカではないのですが、良いタンカを制作するには必然時間がかかるということはできるでしょう。
当サイトで複製画を販売している元となる原画の多くは、細部にわたる完璧さが全体の完成を生み出すという信念のもとに、数百時間から数千時間をかけて制作されたものです。
そのために、印刷には細部の描写を失うことのないよう滑らかで、タンカと同じようなマットな仕上げの厚手のアーカイブコットン紙を使用し、幾度も色校正を重ねて、鉱物や植物など自然界から得られる美しい色を用いて彩色されたタンカの輝きや細部の描写を余すことなく、できる限り原画に近く再現するために最善を尽くしました。
私たちの制作するタンカの複製が、仏教修行者の毎日の観想の役に立つこと、また見る人の興味を呼び覚まし、このチベット仏教の神聖な芸術を通して仏教との良縁を結ぶ一助になり得ることを願っています。